コットンは、なんと5000年以上も前から人類に親しまれている植物繊維の一つになります。
今日はそんなコットンの歴史についてお話ししていこうと思います。
大元の原産国はインドとなっていますが、時代が進むにつれイタリア、スペインを経由し、ヨーロッパ各地に広がっていきました。
日本では、平安時代初期に中国から貢ぎ物として贈られたことが始まりとされています。
現在コットンは、世界のおよそ90カ国で栽培されています。
ただ、コットンと一言で言ってもその産地や品種、栽培方法などによりコットンの表情は変わってきます。
様々な種類があるのですね。
また、日本でのコットン消費量は、約40%となっています。
ふと自分の身につけているトレーナーや靴下、下着類、タオルのタグを見れば分かるとおり日本人の生活には、大概コットンが使われており、切っても切り離せない状況にあると思います。
一方、アメリカにおいては、アップランド綿と呼ばれる品種が大人気となっています。
更に、日本でもこのアップランド綿は人気があります。
強度が優れている繊維ですので、高級ニットとして日本で人気となっています。
また、近年では、アメリカ産のオーガニックコットン(無農薬栽培)なども人気を集めています。
コットンと言っても非常にたくさんの品種があることが分かりましたし、その歴史はとても古い物なのですね。
さて、次回は、コットンの構造についてお話ししていきたいと思います。