今のご時世、地球の環境問題が一番の課題となっています。
現在、温暖化が進行し続け、本当に深刻な問題となっており、
これ以上自然の生態系を乱す原因となるような
物づくりは決して許されないでしょう。
今では科学も進歩してさまざまな繊維や素材が開発され、
快適な日々を過ごせるようになりました。
そこで、今一度昔ながらの天然繊維である
ウールに注目していきたいとおもいます。
ウールは、生粋の自然素材で、
19種類のアミノ酸配列をもとにした
タンパク質で形成されています。
なので、ゴミとして処分されても
土の中にいるバクテリアなどの微生物によって
完全に生分解され、もう一度土に還ります。
この無駄のない最高の特徴を生かして、
「ウール・エコサイクル・プロジェクト」という
新しい企画が始まりました。
使い終わったウールマーク製品を
いろんな形で再利用し、
また有効的に活用するシステムに取り組んでいます。
今、実際に取り組んでいるのは、
いらなくなったウール衣料品のリサイクルなどで、
小売店などを窓口に回収して、
リサイクルセンターで車両用断熱材、
緑化促進資材などの産業資材として効果的に再生しています。
この製品は、また私たちに利用され、
最終的には再び土に還ります。
そしてその新しい土から、
芽生えた牧草により「羊」が成長するのです。
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