ファリエロサルティの現デザイナーである
モニカ・サルティ(Monica Sarti)は1971年11月23日プラートで生まれました。
彼女は、創業者ファリエロ・サルティの孫であり、社長のロベルト・サルティの娘。
幼少の頃から祖父や父の背中を見て育った彼女は、
1991年にフィレンツェのインターナショナル語学大学卒業後、渡米。
ニューヨークでビジネスマーケティングとスタリングを学びつつアンクラインで研修をし、1992年に帰国。
帰国後、まもなくその才女っぷりを発揮するのです。
1992年9月からファリエロサルティのマネージメントとスタイリングディレクターに就任した彼女は、
スカーフという古くさいイメージを根底から覆し、
自分のレーベルを創出といったとんでもないことを実現しました。
有名ブランドともなると古きを重んじたり、保守的な傾向になるのは否めません。
ですが、彼女は、違いました。
" ファリエロサルティの高い技術と研究から生まれたストールは、
もはや服でありワードローブの一部
ファブリックは何も書かれていないページのようなもの
そこに描かれるもの次第で様々な色や形に変化していくのです "
とモニカは語っています。
小さな頃から祖父や父の背中を見て育っただけでなく、努力と信念
そして、その類まれな才能と努力で作り上げた
創造性とブランドの技術力を結集した
ストール・コレクション
は特に高い評価を受け、広く一般の人々に名前を知られているところでもあります。
また、ストールだけでなく、洋服も世界中のバイヤーからその品質を認められているのは、彼女のこういった功績からなるものではないでしょうか。
また、彼女は、デザインだけではなく
プローデューサーとしてアルマーニ、プラダ、シャネルなど名だたる超一流ブランドメーカーの
ファッションデザイナーのためにスタイリングサービスも行っています。